あれって最後は戻ったんじゃないだろうか、なんとなく。

というのがトム・アット・ザ・ファームの感想です。

ずるずると先延ばしにしていた世界の終わりを来週こそ。グザヴィエ・ドランの姿が見えない作品の方が、グザヴィエ・ドランの映画という感じがしますね。

画家が描く自画像にはなんだか陰鬱な雰囲気がある。どんな絵でも自画像と比べれば爽やかなものだ。そもそも自分を描くだなんて苦行、正気でいられるんですかね。わたしなら、まああれです。

人間の一員であるわたしの本質は醜い。この人生では桶に水をくんで、醜い本質を懸命に洗い続ける、もちろんよく分かっている、これは綺麗にはならないし、これが綺麗になれば、代わりに水が汚れる。ってね。頭が弱いくらいじゃ死ねない、死ぬまで生き続ける、この前の人生でも、この後の人生でもそうなのかもしれない、あればだけど。